おしっこに関するあれこれ おしっこディクショナリー

人体の神秘  〜おしっこはこうやって作られる〜

おしっこは背中にある腎臓で作られます。腎臓は左右に1個ずつ。血液に含まれる老廃物や不要物質をこして、両方の腎臓で1日に約1リットルから1.5リットルのおしっこを作ります。 腎臓で作られたおしっこは、尿管を通って膀胱にたまります。膀胱にたまったおしっこは、尿道を通って、気持ちよくからだの外に出ます。 膀胱にある程度までおしっこが溜まると脳に刺激が伝わり、尿意を感じます。尿道は前立腺の中を通っているので、前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、排尿トラブルへと至ります。

もっと詳しく!健康な人のおしっこって?

  • 1日の尿の量は、0.8〜1.5l(健康な成人男性は1.0〜2.0l)。健康な男性は一度に250〜400ml排泄。
  • 昼間(朝起きてから夜ふとんに入るまで)のトイレの回数は、1日4〜5回。多くて6〜7回。
  • 夜間(夜ふとんに入って寝て朝起きるまで)のトイレの回数は0〜1回。多くても2回。(朝起きた時の尿は夜間の排尿回数には数えない)
  • 膀胱に200〜300mlの尿を溜めることができる。
  • 尿意は150〜200ml貯まると感じる。
  • 排尿後膀胱に尿は残らない(超音波で確認すると50mlはあることもある)。

おしっこのトラブルを長い間放っておくと...

前立腺肥大症は良性の病気ですが、排尿障害を長い間放っておくと、膀胱に残る尿の量が増え、感染や腎不全などの病気を引き起こすことがあります。「年だから仕方ない」と自己判断せずに、出来れば泌尿器科医に相談しましょう。

前立腺の大小だけで、排尿障害を語れない

おしっこの出が思うにまかせなくなるのは、まずもって前立腺が肥大して排尿障害を起こしてしまうためと考えるのが、ふつうの見立てです。しかし、一方で、前立腺が小さくても尿の出が悪い人、前立腺が大きくても尿の出が正常な人もいます。

尿の排泄障害や蓄尿障害の原因は、膀胱の神経障害の場合もあります。その場合、出が悪い→前立腺肥大とショートカットの結論づけをして、薬局で薬を買って服用しても効果はありません。前立腺のがんの可能性もあります。一度、専門の泌尿器科医にかかることをお勧めします。特に頻尿は、膀胱がんの初期症状の場合もあります。